【レッスン内容】基本5文型
文の要素がわかったところで、今回は文型について学んでいきましょう。文の要素は英文を組み立てる部品のようなものだとイメージしてもらいましたが、文型は、その部品を組み立てる設計図のようなものだと考えてください。
文の要素を適当にくっつけても、意味は伝わりません。そこで文型というルールに沿って文章を作る必要があります。また、和訳を考える際にも文型を知っていれば、文型をテンプレートにすることが出来ます。
目次
第1文型【S+V】
【主語+動詞】で、「Sは(が)Vをする」という意味です。




第2文型【S+V+C】
【主語+動詞+補語】で、「SはCをです。」「SはCになります。」という意味です。動詞の後ろに補語(C)があり、補語が主語を説明している文型です。S=Cの関係が成り立つのがポイントです。また、動詞だけでは不十分で、補語がないと文章の意味が成り立ちません。



第2文型でよく使われる動詞
第2文型は「S=C」なので、ある程度使われる動詞が決まっています。よく使われる動詞を覚えておくと文型を見極める参考にもなるので、ぜひチェックしておきましょう。
☆be動詞
例:is, am, are, was,were
You are beautiful.(あなたは美しい。)
I am very tired.(私はとても疲れています。)
☆状態の変化を表す動詞
例:become, grow, get, turn
My mother got angry.(私の母は怒りました。)
She became a dentist.(彼女は歯科医になりました。)
Her cheek turned pink.(彼女の頬がピンクになりました。)
☆印象を漠然と表す動詞
例:seem, look, appear
You look young.(あなたは若く見えます。)
He seems happy.(彼は幸せそうです。)
☆知覚を表す動詞
例:sound, feel, taste, smell
It tastes sour.(酸っぱい味がします。)
I feel sick.(私は体調が悪いです。)
第3文型【S+V+O】
【主語+動詞+目的語】で、「SはOをVする。」という意味です。第2文型と似ていますが、こちらはS≠Oなのがポイントです。また、不定詞や動名詞が使われることもあります。



不定詞や動名詞を使った第3文型
第3文型では、不定詞「to+動詞」(詳しくはこちら)や動名詞「動詞+ing」(詳しくはこちら)が使われることもあります。不定詞には3つの用法がありますが、第3文型では名詞的用法が使われます。


第4文型【S+V+O+O】
【主語+動詞+目的語+目的語】で、「SはO(人)にO(物)をVする。」という意味です。目的語(O)が2つありますが、1つめのOは人、2つめのOは物を表す語が入ります。「S+V+人+物」と覚えましょう。1つめの人を表す目的語を間接目的語、2つめの物を表す目的語を直接目的語と呼びます。



第4文型を第3文型へ書き換える
第4文型は第3文型(S+V+O)に書き換えることが出来ます。


直接目的語を動詞の後に移動し、間接目的語をその後にもってきます。その時にポイントなのが、toまたはforを追加すること。「to+名詞」「for+名詞」で、修飾語になるので、S+V+O+Mという第3文型になります。
第5文型【S+V+O+C】
【主語+動詞+目的語+補語】で、「SはOがCだとVする。」という意味です。O=Cになるのが特徴です。



第5文型でよく使われる動詞
第2文型と同様に、第5文型でもよく使われる動詞があるので、覚えておくと便利です。
英語の基礎を抑えて確実に身につける!
中学で英語を習い始めた時に、まず躓くのが基本5文型だと思います。学校の授業では、難しい言葉を使って短時間で説明されるので、よく理解出来ずそのまま英語が苦手になってしまった…という方も多いですよね。
今回、改めて学んでみていかがでしたか?「あれ?思っていたより複雑じゃないわ!」と感じたのではないでしょうか。基本5文型は、実は覚える量も少なく難易度も決して高くありません。ゆっくりと1つずつ確実に身につけてください。
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