【レッスン内容】可算名詞・不可算名詞
前回は名詞と名詞の複数形の作り方のルールについて学びましたが、この名詞には数えられる名詞と数えられない名詞があります。これは日本語にはない概念ですが、英語は数にこだわる言語なので英語を学ぶ上では重要です。
今回は、数えられる名詞「可算名詞」と数えられない名詞「不可算名詞」について学んでいきましょう。
目次
可算名詞とは
英語の文法用語の一つである、名詞の種類。1つ、2つと数えられる物を指す名詞のこと。数えられるので、単数の場合は冠詞のaやanが付き、複数の場合はsやesを付けて複数形にする。
可算名詞の例
人や動物など固体で一定の形や区切りがあるもの(普通名詞)
cup(カップ)
egg(玉子)
boy(男の子)
dog (犬)
同じ種類の人やものが集まって集団になったもの(集合名詞)
family (家族)
nation(国民)
class(クラス)
可算名詞の数え方
日本語と同じように、1つ、2つ…と数えます。
単数場合
a book(本1冊)
an apple(リンゴ1個)
複数の場合
two books(本2冊)
three apples(リンゴ3個)
不可算名詞とは
英語の文法用語の一つである、名詞の種類。1つ、2つと数えられない物を指す名詞のこと。数えられないので、単数の場合の冠詞や、複数の場合の複数形がない。
不可算名詞の例
気体や液体など、固体ではなく決まった形がないもの(物質名詞)
water(水)
bread(パン)
meat(肉)
sugar(砂糖)
cheese(チーズ)
paper(紙)
人名や地名などで大文字で始まるもの(固有名詞)
Sunday(日曜日)
Japan(日本)
April(4月)
決まった形がないものや、見たり触ったりできないもの(抽象名詞)
love(愛)
beauty(美しさ)
information(情報)
news(ニュース)
advice(助言)
ひとまとめの意味を含むもの
baggage(荷物)
money(お金)
不可算名詞の数え方
形、単位、容器などを用いて表します。単位など+of+名詞と表します。
a slice of bread(パン1切れ)
a cup of coffee(コーヒー1杯)
a teaspoon of sugar(砂糖小さじ1杯)
また複数ある場合は、冠詞のaを数字に変えて、その後ろに続く単位や容器などを複数形にして表します。
two slices of bread(パン2切れ)
three cups of coffee(コーヒー3杯)
不可算名詞の数え方一覧
形で数えるのか、容器で数えるのかの感覚も慣れないと中々判断が難しいですよね。よく使う不可算名詞の数え方をまとめたので、感覚をつかんでみてください。
表し方 | ~に続く名詞の例 | 意味 |
a glass of ~ | water, wine, juice | (グラス)1杯の~ |
a bowl of ~ | soup, salad | (深皿)1皿の~、1杯の~ |
a piece of ~ | cake, paper, cheese | 1片の~、1切れの~ |
a bottle of ~ | wine, water | 1瓶の~ |
a can of ~ | beer, juice | 1缶の~ |
a bag of ~ | sugar, flour, rice | 1袋の~ |
不可算名詞の感覚
可算名詞か不可算名詞かを判断するには、英語での感覚をつかむことが大切です。例えば、waterは1杯、2杯…moneyは100円、500円…と数えられるというのはまさに日本語の感覚です。英語では、waterは「量」という感覚です。
informationやnewsは、「決まった形がイメージ出来ない」ので数えることが出来ないという感覚です。
baggageは「ひとまとめ」というイメージなので数えられません。
英語の感覚に慣れて不可算名詞をマスター
可算名詞・不可算名詞については、日本語にはない感覚なので、覚えるというよりも慣れることが大切です。日常生活の中で、目についたものが可算名詞か不可算名詞かを意識してみると、英語の感覚を自然と身につけることができるので、ぜひ試してみてください。
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