【レッスン内容】英文を作る要素 SVOC
私達が普段日本語を話したり書いたりする際には、文法を意識する機会はあまりありませんよね。なので、英語を勉強し始めて「主語」「動詞」などと言われてもピンとこない…という方が多いと思います。しかし、異なる言語(今回は英語)を習得する上で、文の構造を理解するのは必須。そして、文の構造を日本語で理解するためには、文法用語を覚えるのは避けられません。
今回は、文法用語を覚えつつ、英文を作る4つの要素について学んでいきましょう。
目次
文の要素とは

文の要素とは、英文を組み立てる部品のことだとイメージしてみてください。英文は一単語毎にスペースをあけて書きますよね。それぞれの単語が部品になり、それらの部品を繋げることで文になります。
文の要素.1【主語】
主語とは、日本語にした時に「~は」「~が」にあたる語です。日本語では、主語を省略して話すことが多いですが、英語では基本的に主語が必要です。英語で主語のことを、subject(サブジェクト)といい「S」と表します。
例文(赤い箇所が主語)
I like music. (私は音楽が好きです。)
She is a singer. (彼女は歌手です。)
This is a book. (これは本です。)
It is raining. (雨が降っています。)
例えば、下記の例文の場合、日本語では主語が省略されますが、英語では省略できないので it を主語に使います。
It is 9am. (午前9時です。)
It is Sunday. (日曜日です。)
It is 10km. (10キロメーターです。)
文の要素.2【動詞】
動詞とは、日本語にした時に「どうする」または「=(イコール)」にあたる語です。動作を表したり、状態を表します。
動詞には、一般動詞とbe動詞があります。「どうする」にあたる動詞を一般動詞、「=」にあたる動詞をbe動詞と呼びます。英語で動詞のことを、Verb(ヴァーブ)といい「V」と表します。
例文(赤い箇所が動詞)
I have a pen.(私はペンを持っています。)
I like chocolate.(私はチョコレートが好きです。)
You are busy.(あなたは忙しいです。)
She is my sister. (彼女は私の妹です。)
文の要素.3【目的語】
目的語とは、日本語にした時に「~を」「~に」「~が」にあたる語です。英語で目的語のことを、Object(オブジェクト)といい「O」と表します。
例文(赤い箇所が目的語)
I play the guitar.(私はギターを弾きます。)
I have an apple.(私はリンゴを持っています。)
文の要素.4【補語】
補語とは、動詞を挟んで主語とイコールになる語です。主語を説明する語で、名詞か形容詞のみ補語として使うことが出来ます。英語で目的語のことを、Complement(コンプリメント)といい「C」と表します。
例文(赤い箇所が補語)
She is beautiful.(彼女は美しい。)
I am a teacher.(私は教師です。)
文の要素.番外編【修飾語】
修飾語とは、上記の4つの要素に当てはまらない語のことです。飾るという字の通り、文章に説明などを加えたり、見栄え良く飾ったりする役割をします。英語で目的語のことを、Modifier(モディファイア)といい「M」と表します。
例文(赤い箇所が修飾語)
She slept in the new bed.(彼女は新しいベッドで寝ました。)
I run in the park on Sunday.(私は日曜日に公園内を走ります。)
SVOCを知れば勉強がはかどる!
英語の勉強に限らず、専門的ななにかを学ぶ際には、その分野特有の専門用語を覚えることから始まります。英文を作る要素を覚えることは、英語をマスターするための第一歩です。SVOCの日本語での呼び方なんて覚える必要ないでしょう…と侮らずに、きちんと頭に入れておいてくださいね!
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