「ALL IN ONE」1冊でできる勉強法!英語基礎力がぐんと上がる神教材

ALL in ONE アイキャッチ

タイトル通り、英語学習の上で必要な要素が1冊でカバーできる「ALL IN ONE」。受験勉強用として有名な当教材ですが、「改めて英語学習をやり直したい」という方にも最適な教材です。

筆者もかなりお世話になった当教材。筆者の経験を交えながら、勉強法を含めて1冊まるっとご紹介します!

受験勉強用ロングセラー教材「ALL IN ONE」

今をさかのぼること十数年前、受験生だった筆者のバイブル的教材だった「ALL IN ONE」。自身の英語基礎力を底上げしてくれた一冊です。

「ALL IN ONE」は、1999年に初版が世に出てから、20年近くの長きに渡って、受験生をはじめとする英語学習者に広く愛用されている教材です。20年の間に内容もアップデートされており、さらにパワーアップしています。

このロングセラー英語教材、なにが優れているのかというと、

語彙・イディオムの強化
文法力の向上
フレーズの増強
速読力の習得

が、この一冊で可能なのです!

教材表紙の見出しにもあるように、単語3450、熟語1030、文法364項目、構文195が収録されています。そして、1日3例文を学習していくことにより、収録内容+速読力を半年以内に習得できるという構成になっています。

英語の勉強を開始しようとすると、ついついあれもこれも手を出してしまいがちですが、当教材はこれ一冊で英語力アップに必要な項目を網羅してくれています。

英語の基礎固めはこれ一冊で完結

英語力の基礎づくりをしていく上で重用になってくるのが、「語彙・熟語」「文法」「語法」。

これらの基本をしっかり身に着けることは、英語を実用的に使えるようになる上で非常に重要ですが、それぞれを一つずつ学習しようとすると結構な時間が必要です。教材を一つずつ探し、選ぶことすらなかなか骨が折れるのではないでしょうか。

その点、ALL IN ONEは必要な要素が1冊に収まっているので、そのような手間を省いて、 英語基礎力を鍛えていくことが可能です。ALL IN ONEの実際の例文は次のようになっています。

I am not/ at my best/ in the morning, /when/ my head is always fuzzy/ and my attention/ easily gets/ distracted /from work.

一見、シンプルな例文に見えますが、この一文の中で「単語」×6「熟語」×3「文法」×1「語法」×3がカバーされています。

ALL in ONE

 

単語部分

ALL IN ONEでは、ただ単語の和訳分が掲載されているのではなく、より語彙の幅が広がるように次のような工夫がされています。

  1. 必要に応じて、類語や反対語を掲載
  2. 英単語のニュアンスが感じられるような実践的な語訳

例えば上記の例文でみてみると、get という単語について=become といった形で類語の記載があります。各例文の単語解説部分において、使用単語の類語・反対語が挿入されているので、一例文を学習することでより多くの単語を習得できます。

また、例文使用単語の類語・反対語という形で学習することができるので、各単語を単独で学習するより効率的かつ記憶の定着もしやすいと言えるでしょう。

当教材の語訳については、英英辞典の説明がもととなっており、より実践的な自然な語訳となっている点もポイントです。例文に使用されている単語自体も、実際に日常的に使われている自然な表現であり、加えて語訳についても英語の感覚が養われるような訳となっているので、実践的な語彙力の体得ができる内容となっています。

熟語部分

一文に2~3の熟語が挿入されています。 単語同様、挿入の熟語と同義の単語等の記載があり、語彙力の強化も図れる内容となっています。熟語で使用されている単語の語訳が「単語」部分にあるなど、記憶の定着がしやすい工夫がされています。

文法部分

「時制」「受動態」といった文法の各カテゴリーについて、一カテゴリー10例文くらいで習得できるようになっています。順序だてて組み立てられていることに加えて、一つ一つが簡潔にまとまっているので、文法が苦手な方にもわかりやすい内容となっています。

語法部分

単語の使い方のルールについてがわかりやすくまとまっています。例えば、上記の例文については、語法部分で「朝(昼・夕・晩)に」という表現についてそれぞれどの前置詞を用いて副詞句を作るかといったことが説明されています。 ただ単に丸暗記するのではなく、効率的にしっかり記憶できるような構成になっています。

All in ONE 語法

このような形でシンプルな例文に重要事項が凝縮されており、一日数例文学習することで着実に基礎力を上げていくことができるよう考えられています。

また、例文内に使用されている表現が、実際に使用されている自然な表現であることもポイントです。英語教材でありがちなのが、「これ、普段の会話では使わないよな…」といった表現が多用されていること。

しかし、当教材については日常的に使用するような自然な表現が用いられているので、実践的な英語を学習することができます。

いも子
それぞれの項目について効果的効率的に習得できるよう工夫されています。実践的な表現が使われている点もポイント!

英語をもう一度勉強し直したい方におすすめ!

ALL IN ONEはこのような方におすすめ!

ALL IN ONEは、大学受験を控えている方はもちろんのこと、社会人で「語学学習をもう一度勉強し直したい!」という方にもおすすめです。特に「何から始めていいかわからない」という方にはとっかかりの一冊として使いやすい教材ではないでしょうか。

英語を勉強し直すといっても、ただやみくもに学習しても成果は上がらないですし、具体的にどんな教材を選んでいいのかわからないという方も多いでしょう。

自身の弱点が把握できていて、その点を集中的に強化すればいい、という風にターゲットが明確であれば、目的に沿った教材を選択して学習を進めてくことが可能です。しかし、そもそも弱点がよく把握できていなかったり、全体的に英語力を底上げしたいといった場合には、ターゲットを絞り学習を進めていくということは難しいでしょう。

その点、当教材は前述の通り必要な要素を網羅してくれているので、学習を進めていく中で「文法はある程度できているな」とか「語彙が全然足りない」という自身の語学力の現状把握ができます。そして、できている部分はさらに増強、できていない部分については強化、といった形で英語力を総合的に向上することが可能です。

中学英語レベルの方から中級レベルの方まで

英語レベルとしては、中学英語レベルの方~中級レベルの方まで幅広く利用できるのではないでしょうか。例文一文に必要要素が含まれているものの、例文自体はコンパクトにまとまっているので、英語に苦手意識がある方でも無理なく学習を進めていくことができます。

短期間で集中というよりは、半年くらいの期間を使って、毎日数例文ずつというようにじっくり学習を進めていくことがおすすめです。学習に集中し、各例文のポイントを確実に習得するには、一日数例文をコンスタントにこなしていくことが効果的でしょう。

いも子
英語学習を始めるにあたり、何から手をつけていいかわからないという方にはぜひおすすめしたい一冊です。

最新版は音声も収録!

ALL IN ONE
Linkage Club
販売価格 ¥2,138
(2018年5月18日13時30分時点の価格)

ロングセラーの当教材は時を経てアップグレードしています。筆者が使用していたものは第二刷の出版当初の教材で、その当時CDは別売りだったのでCDなしで学習していました。 最新のALL IN ONEにはCDおよびCD ROMも付属されており、より使い勝手がよくなっています。

419例文に英単語が2,600、熟語構文が1,100収録されているというのは、旧版とほぼ変化ありませんが、付属品がなかなか優れものです。ネイティブが通常の会話のスピードで話すナチュラルスピードがCDに収録されており、ナチュラルスピード及びスロースピードがCD-ROMに収録されています。

更にCD-ROMには例文の補足説明やQ&Aも収録されています。 文法事項や構文をしっかり勉強したい方や、自分の英語力に対して教材のレベルが高めであると感じる方は、CD-ROMを使用して基礎をしっかり身に着けていくことが可能になります。

加えて、新版で魅力的であると感じた点は、CD-ROMにスケジュール表も収録されているということ。このスケジュール表を使用すれば、今までなかなか継続して学習することができなかったという方も、計画的に学習できるのではないでしょうか。

いも子
付属品をうまく活用することで、自分のレベル/ペースに合わせて学習を進めることができます。

いも子流「ALL IN ONE」の勉強法

さて、筆者が当教材を使いどのように勉強してきたかということですが、筆者はひたすら例文を暗記していました。

「一日三例文以上は必ず暗記」「新しい例文に取り掛かる前に前日暗記した例文の暗記の定着を確認」という風にコツコツ暗記。時間があるときには、朝に三例文以上・夕方に三例文以上という形で進め、3~4か月で1冊を学習しました。

例文暗記のやり方としては、以下の通りです。

まずは例文の意味を確認

わからない単語、熟語等はそれ単独で、ひたすら書いて暗記

例文の数フレーズずつテキストを見ては該当部分を隠して脳内で言えるか試す、ということを数回繰り返す

テキストの英語例文を隠し、日本語訳を見ながら英文を言えるかをテストする

 筆者は新しい単語や熟語は書かないと覚えられない質なので、効率は悪いかもしれません。しかし、「書く」という行為は何かを記憶する上で非常に有効であると思います。

また「ただ覚えて終わり」ではなく、自分自身でテストするということも記憶を定着させるうえでは有効です。学習していると何となく覚えたような気になっていたものの、実際にテストしてみたら全然覚えられていないということはありがちなこと。学習を進めていくにあたり、要所要所でテストして覚えていない箇所を洗い出すことはおすすめです。

ここまで筆者の受験生当時の勉強方法をご紹介しましたが、これまでの英語学習を振り返り、また新版は色々とアップグレードしているという点を踏まえ「今だったらこう学習を進めるな」という勉強法を次項でご提案します!

工夫次第で学習法はいくらでも

新版はせっかく付属品が充実しているので、これらを活用する上でおすすめしたいのが、例文の学習に加えて、例文聞き流し及びシャドウイング、そしてデクテーションです。各項目の勉強法について解説していきます。

例文の学習

例文の学習については特に、「初心者や英語に苦手意識がある方にはこのような学習法が良いのでは」という視点で書かせていただきます。

初心者にとって、ALL IN ONEの内容は、やや難しめに感じるかもしれません。なので、最初のうちは「一日〇例文以上」と決めて学習を進めるというよりは、無理のない量を毎日継続してみましょう。まずは自分の学習ペースを作り、学習する習慣を身に着けることが重要だからです。

例文を学習するにあたっては、CD-ROMに収録の説明やQ&Aについても活用することをおすすめします。例文で初めて見る単語や文法については、付属品も用いてしっかりとモノにしていくと効率的でしょう。

そして、初心者には、前述した「書いて覚える」という勉強法をおすすめしたいです。

おそらく一例文のなかに、知らない単語や初めて学習する熟語が度々出てくることでしょう。 英語にある程度慣れていれば「何となく意味が想定できる」ということもありえます。しかし、初心者にとっては、初めて学習する単語や熟語を見るだけで覚えるということは難しいのではないでしょうか。

一つ一つ確実に身に着けていく上で「書くこと」は有効です。

まずは音声流し聞き 

新版は音声データが付属されているので、通勤通学等いつでも学習が可能です。音声データを活用しリスニングスキルアップも図れるという優れものです。

音声については、まずは聞き流しでもよいでしょう。ある程度リスニングの基礎がある方はナチュラルスピードで、それでは難しすぎる場合にはスローで聞いてみると丁度いいでしょうか。

ちなみに、経験を踏まえた個人的な意見としては、ちょっと難しいくらいの音声を聞くことがリスニング力向上には大切だと思います。最初は何を言っているかほとんどわからなくても、聞き続けることによってだんだん聞き取れる単語が増えていきます。

また、流し聞きの際は音声に集中するためにもイヤホンを使って聞くことをおすすめします。

シャドウイングに挑戦

流し聞きに慣れてきたら、次はシャドウイングに挑戦しましょう。

シャドウイングは「英語を聞きながら、それを追いかけるように発音、リズム等を真似して声に出していく」という勉強法ですが、この学習を続けることで発音やアクセントそしてリスニングのスキルが格段に上がります。

ネイティブの真似で発音を習得

ある程度大人になってから英語を学習した場合、発音は苦労するパートの一つです。「英語の発音やアクセントを習得したいが、ネイティブの真似して話すのが照れ臭い」と感じたことはないでしょうか?

筆者も英語学習を始めた当初は「発音を改善したい、アクセントを身に着けたい」と思うものの、ネイティブの真似をしようとすると何だか大げさな感じがして躊躇してしまっていました。

しかし、シャドウイングを始めるようになり、そのような躊躇は消え去りました。そしてシャドウイングでネイティブの会話を真似し続けることによって、少しず発音・リズム・アクセントが習得できていきました

筆者は相変わらず発音には苦戦しておりますが、このシャドウイングを始めてからは、かなりマシになったと思います。

発音スキルの向上でリスニング力もアップ

そして、発音がしっかりできるようになると音もよく聞き取れるようになります。今まで聞き取ることができなかった音も、自分が発音できるようになることで不思議と耳に入ってくるようになるのです。

このように、シャドウイングは発音・リスニングを鍛えられる効果的な学習方法であり、かつ必要なものは音声のみということで、いつでもどこでも学習できるという優れものなのですが、難点は慣れるまでは結構難しい学習法であるということ。ネイティブの会話を聞きながら即時に真似して話すというのは、なかなか難易度が高いです。

そこで役立つ当教材の良い点が、CD-ROMにナチュラルスピードとスロースピードの両方の音声が収録されているという点です。

シャドウイング初心者にとって、いきなりナチュラルスピードでシャドウイングをしようとすると挫折しかねません。その点、当教材はスロースピードを収録しているので、まずはゆっくりペースの音声で練習し徐々に慣れていくことができます。

いも子
シャドウイングという学習法は慣れるまでは難しいですが、効果は絶大です。是非ALL IN ONEを利用してお試しいただきたい学習法です。

ディクテーションで学習内容を定着させる

そして、もう一つの学習法がディクテーションです。これは個人的にシャドウイングよりも更にハードルが高く感じた学習法ですが、効果はやはり絶大です。 ディクテーションは「英語を聴きながらそれを一語一句書き取る」という学習法です。

当教材において、ディクテーションは例文の学習内容を着実に習得する上で効果的な学習法であると思います。 シャドウイングは音声を真似しながら次々と学習を進めていくので、「ちょっとあやふやだな」「うろ覚えだな」という箇所については何となく流してしまいがちです。

しかし、このディクテーションは音声を書き出していくので、わからなかったり、あやふやだったりする箇所が如実に現れます。

例えばスペルの間違いや文法の間違いといった部分がしっかり現れてきます。なので、自分の英語スキルのちょっと弱い部分を洗い出し、それをしっかり習得していくことができるのです。
当教材の付属品CD-ROMには解説やQ&Aも収録されているので、ディクテーションで出現した自分の弱い部分を、解説等を用いてしっかり学習し強化していくことが可能です。

加えて、前述の通り「書く」ということは記憶を定着さえる上でとても有効です。見たり聞いたりするだけと比べると、数倍吸収が違います。ディクテーションで例文を書き出すことにより、単語であり文法でありフレーズでありが、ぐんぐん頭の中に入ってくるでしょう。

いも子
ディクテーションはあやふやな部分をつぶし、着実に身に着ける上で非常に頼もしい学習法であると言えます。

速読訳を活用して英語での思考を鍛える

最後にもう一つだけ加えさせていただきたいのが、速読訳の活用です。 ALL IN ONEでは速読訳・意訳の両方が掲載されています。こちらの速読訳、単語やフレーズを記憶していく上でも非常に使い勝手が良いですし、何より英語で思考することを鍛えてくれます。

筆者も長年英語を学習してきたわけですが、英語力を上げていく上では色々と挫折もしてきましたし、長い間伸び悩んだ時期もありました。今振り返ってみると、英語力が伸び悩んだ理由として「英文を日本語の文法に沿って捉えていた」ということがあるかと思います。

英文を解釈する際に意訳ベースで捉えていたので、意味の把握に時間もかかる上に複雑な文章になってくると訳が分からなくなってしまう、という状態でした。また、英語を話すときや英語で文章を書く際には、日本語の文法に沿って日本語で文書を組み立てた上で英語に変換するという流れだったので、言いたいこと・書きたいことがなかなか表現できないということが多々ありました。

速読訳のように「英文法にそって英文の意味を把握していく」という力を鍛えることで、英文を英文法に乗っ取ってとらえることができる「英語脳」が培われていくのではないかと思います。 そして、英語脳が鍛えられていくにつれ、英語でのインプット・アウトプットのスキルがぐんぐん伸びていくということが期待できます。

いも子
速読訳ベースで意味を捉えること、考えることに慣れることで英語力がぐんと上がりました。

付属品も活用し、この一冊で英語力を全方向でアップ!

一冊で英語の基礎を固める上で必要な項目が凝縮されているALL IN ONE。 付属品も充実しており、この一冊を活用することで全てのパートのスキルを高めていくことが可能です。

また、目的やレベルに応じて自分なりの使い方で学習を進めていくこともできます。英語学習初心者が解説やQ&Aも活用し一つずつ着実に身に着けていくための学習にも効果的ですし、中級者以上の方がさらにスキルアップを図ったり、英語脳を培っていくための学習にも効果的です。また、新版に付属の音声を活用することでリスニングや発音を鍛えていくこともできるでしょう。

英語を学習したいが何から手をつけたらよいかわからない、英語学習がなかなか継続できない、今まで色々教材を試したがなかなか効果が実感できなかった、という方は是非一度当教材を試してみてはいかがでしょうか。

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